長野・群馬県境 Day2 : 残雪の浅間山

2022年4月中旬の週末、長野・群馬県境への山旅2日目、日本百名山の浅間山へ。
長野・群馬県境 Day1 : 湯の丸/池の平湿原スノーハイク】からの続き。

 

残雪の浅間山 : 山行ログ

 


上田市 市民の森公園キャンプ場を4:00に起床して5:00前にテントなどの撤収完了。
朝の気温は−2℃、公園からややバリルート気味の烏帽子岳に向かう男性ソロと駐車場で少し話をする。ホットコーヒーを2つ買って、マイボトルに補充と朝ごはん。手間と時間をお金で買う。

 

残雪の浅間山


浅間山への登山口、浅間山荘の駐車場へ。すでに10台ほどの駐車車両。
駐車料金の500円をお支払いしスタート。なだらかな樹林帯を進む。沢は活火山、温泉地らしい色で覆われていた。


一ノ鳥居をすぎてもまだ気持ちの良い道が進む。
前日とは違い良い天気で、低い気温も歩いていてちょうど良い。


浅間山第二外輪山が左に見えてきて迫力に圧倒される。


有毒火山ガスの表示板。
トラロープがあるけれど特に危険箇所はなく、登山道を外れないための案内。


浅間火山館に到着。
事前に調べてもいたけれど、噴火警戒レベルは1で、前掛山までの登山は可能なことを確認。ここから雪が多くなるのでチェーンスパイクを装着。


緩やかな登りが続く樹林帯スノーハイク。


おぉ!右手に浅間山第一外輪山が見えた。
黒い地表と白に雪で、ガトーショコラと表現されるやつだ。活火山の独立峰で、木々がないところの雪解けはやはり早いのだな。


北側の斜面を登っていくけれど、日当たりが良い場所は雪もない。ただし風は強く冷たい。
登山者が多い時や強風時には落石にも注意が必要そうで、持参したヘルメットを装着。注意力・集中力でやや緊張感がある。


避難シェルターまであがり、風を遮りながら、持参したパンとコーヒーで一息つく。


シェルターまでのルートでは、最後の少しの区間だけ少しいやらしい着氷箇所があったけれど、ゆっくりチェーンスパイクでOKだった。もう少し早い時期ならアイゼンが良さそう。
朝気温が低かったからか、踏み跡を行けば踏み抜きなし。


シェルターの中から前掛山山頂。これから歩く右側の稜線には登山者も見える。


独立峰で風を遮るものがなく、火山館より上は強風で、全然ヴィクトリーロードという感じなく寒かった。Primaloft入りのグローブにチェンジして進む。
前掛山までの第一外輪山はそれほど細いわけではないけれど、風は通年で強そうなので、積雪期などは特に注意が必要なんだろう。


浅間山 前掛山(あさまやま まえかけやま・標高2,524m)登頂。
奥の標高2,568mの浅間山山頂は活発な火山活動のため立ち入ることはできないので、ここまで。噴火口からわずかに噴煙が見える、生きてる山。時々噴煙が濃くなったりするが、特に音などは聞こえず。
風がかなり強く、景色を楽しみ、写真を撮ってそそくさと下山開始。


第二外輪山の上り下りは急斜面かつ雪が多く、この時期はあまり歩く人がいなさそうだった。
そして、奥はまだまだ冬山の北アルプスのみなさま。


独立峰だけあって、360度の景色がサイコー。北側には草津白根山四阿山が!


第一外輪山を下りきり、ヘルメットを脱ぐ。緊張感から解放。
活火山ということだけでなく、落石から少しでも身を守るためにヘルメットは個人的には必須だと思うけれど、装着していたのは半数くらいかな。
樹林帯のスノーハイクに戻ると、先ほどとは別の山に来たみたいで楽しくなる。


シャクナゲの蕾は春への準備中。


下山途中で足元に見つけたハート形の石。長崎のハートストーンを思い出した。


あぁ、この後は温泉が待っている!と思わせる沢水の色。
あっはっは!


無事に駐車場のある浅間山荘に下-zhaan。


下山後は、浅間山荘で立ち寄り温泉。入浴中はだれもおらずずっと貸切だった。手ぬぐいを染め上げるほどの茶褐色のお湯が気持ち良い。
浅間山荘では乗馬もやっているようで3頭の馬がいた。

 

車中泊:道の駅 雷電くるみの里


いつもなら自宅へ帰るところだけれど、翌日東御市で撮影の仕事が入っているので道の駅 雷電くるみの里に戻り、車中泊へ。天気が良ければ、上田市 市民の森公園キャンプ場に戻りテント泊もう一泊とも考えていたけれど、この後は雨予報なので仕方がない。

本日の寝床。段差解消マット、フルシェード、耳栓完備。1人なのでデリカ後方の半分で十分。
道の駅で買ったプチトマトが美味い。雷電ビールももちろん美味い。


最終日、5時起床で寝床の片付けなど。寒さ対策のシュラフは山渓 × NANGA〈ナンガ〉オーロラ450DX オールブラックで快眠、ぐっすり7時間。気温は5℃で、ここ3日間で一番暖かい。
道の駅にはキャンピングカーなど20台ほど、食堂が朝7時から開くのでめちゃくちゃ助かる。


クライアントの仕事休憩では、念願だった蕎麦の草笛(信州そば処 ふるさとの草笛 ※)へアテンドしていただいた。天ざるそばが美味しい。ボリュームも満点。
※小諸や上田にある「草笛」とは別経営、のれん分けのお店「ふるさとの草笛」。こちらも普通に美味しかった。

撮影終わりで、三たび道の駅に立ち寄りブルーベリーソフトクリームをいただき、自宅へ。
2日間の山旅と、仕事とあわせて3日間の長野・群馬県境旅を満喫した。
来れば来るほど、この地域を好きになる。うん、また絶対に来たいと思う。

 

メモ:ウェアリング