長野・群馬県境 Day1 : 湯の丸/池の平湿原スノーハイク

2022年4月中旬の週末、長野・群馬県境への山旅。
1日目は地蔵峠を起点に東側の、池の平湿原、三方ヶ峰、篭ノ登山方面を計画。
この山域を訪れるのは、地蔵峠を起点に西側の湯ノ丸山、烏帽子岳を周回した2020年11月以来。週明けの月曜日に近くの長野県東御市で撮影の仕事があり、好きな山域に都合よく戻ってきた。

 

湯の丸/池の平湿原スノーハイク : 山行ログ

 

湘南の自宅を3:00過ぎに出発し、関越道〜上信越道 小諸ICまで高速道路を利用で約3時間(高速2.5h、下道0.5h)ほど。途中、寄居PAと、道の駅 雷電くるみの里で休憩・時間調整をして地蔵峠へ。

道の駅から長野県道・群馬県道94号東御嬬恋線(とうみつまごいせん)に入り、県境の地蔵峠(湯の丸スキー場)の無料駐車場へ。駐車場は24h利用可能で、水洗の公衆トイレもある。駐車している車は8台、湯ノ丸山方面へ向かっていった登山者が2名いらっしゃった。

地蔵峠から篭ノ登山(かごのとやま)、池の平湿原方面への湯の丸高峰林道はまだ冬季閉鎖されていて、閉鎖されていなければ車でのアクセスも容易になり、あまり歩く人も多くないエリアからスタート。

 

地蔵峠・湯の丸高原〜池の平湿原


関東ではGW前ですでに春の陽気だけど、地蔵峠は気温-1.5℃で寒い。
風が強く雲の流れが早く、小雪が舞うほど。
登山届はいつもの要領で作成しオンライン提出済み。


湯の丸高峰林道のゲート。
ここまではGMOアスリーツパークなどもあり除雪されているものの、ゲートの向こうは除雪前。
ちなみに、今年2022年5月には、湯の丸高原(キャンプ場の横)にテレワーク施設ができたらしい!これはなかなか良さそう(YouTubeのレポートがあった)。


日向の舗装路は雪が溶けているものの、スキー場エリアはまだたっぷりの雪。
あ、ちょっと思ってたのと違うかもしれない…。


計画していた三方ヶ峰(さんぽうがみね・標高2040.1m)への登山道への入り口を進む。
林間の登山道にはスキーヤー2名ほどの痕跡が。
あれ?大丈夫そうかも。

いや、全然ダメだ!ツボ足だとズボズボ埋まる!ツボ足で腰まで踏み抜いたので諦めた。
少し東側にある浅間山の最近の山行ログを見て、チェーンスパイクだけで問題なさそうと思いSnow Plak〈スノープラック〉Approachを持ってこなかった。そもそも、3月末まで営業していた湯の丸スキー場の上にあるエリアであることを考えればわかりそうなものだけど…大失敗。
ソロなので、こういう時は安全に全振りすると決めている。

三方ヶ峰への登山道は諦めて、舗装された湯の丸高峰林道を進む。まだまだ雪が深い。上空は歓迎されていないようなガスが漂っている。うーん…篭ノ登山も見えないし、さらに雪深そうだし、まいったな。


池の平インフォメーションセンターが遠くに見えはじめるも、サイレントヒル状態の虚無。


インフォメーションセンターに到着すると、雲が流れてこの日初めての青空キタ━!!!!!!
霧氷も美しい。


高峰温泉方面への湯の丸高峰林道はすでに除雪車が入っていたようだ。


インフォメーションセンターにある登山者避難所と書かれた入り口の囲いが外れてしまっていて、起こそうとするも雪に埋まっている部分が多く掘り出せそうもない。ちなみに入り口は施錠されていて、冬季小屋としての利用はできない。
湿原方面へはいくつか足跡があり、それほど雪が深くない。


持参したパンとコーヒーで少し休憩して、湿原へ進む。
今回は先日到着したSDWのザック。日帰りの今回には40L容量はオーバースペックだけどテストも兼ねて。かなりいい感じ。
三方ヶ峰を奥に見ながら、池の平湿原へ進む。


池の平湿原の木道入り口で、なにか動く気配を感じカメラを構えるとキツネが!
動物園ではじめてみた野生のキツネにテンションが上がる。この日は先行者がいなかったから見られたのだと思う。


湿原を反時計回りで周回。
東側の一部は雪に覆われていて木道を踏み外すと埋まってしまう可能性がある。


池の平湿原 鏡池。風があるので少し波立っている。


以前行った尾瀬などと比べると規模はもちろん小さいながらも、ぐるっと観光で周回するにはちょうど良い大きさ。


佐久盆地を一望できるポイントもある。


雪で木道が見えず、がっつり踏み抜いたところで戻ることにする。


計画ではこちらから降りて湿原へ出るはずだった三方ヶ峰。こちらはまた今度。


池の平湿原の木道を一周し雪道に戻るので、再度チェーンスパイクを装着してからセルフィー。

インフォメーションセンターに戻るが、ここまで先行者・すれ違いはゼロ。篭ノ登山方面への登山道も雪がたっぷりで、踏み跡はあるけれどワカンかスノーシューがないとラッセルで厳しそう。雲の流れが早く篭ノ登山もまたガスの中になってしまったので、諦めてピストンで下山することに。


下山途中からの東西の篭ノ登山。再チャレンジに来よう。


駐車場に戻るまでに5パーティとすれ違い挨拶を交わす。ワカンを持っているパーティもいたので篭ノ登山へ向かったんだろうな。
湿原歩きが気持ち良かったのでなんとか満足感。汗なし、疲れなし。

 

みずほ温泉 湯楽里館・上田市 市民の森公園キャンプ場


下山後は、前回も訪問したみずほ温泉 湯楽里館(ゆらりかん)へ。
少しぬるっとしたお湯が心地良く、温泉の後は、併設の休憩処でうどんと天丼の「雷電セット」をいただく。あとから、前回と一緒だと気がつく。


温泉と食事のあとは、本日のキャンプ地、2年ぶりの上田市 市民の森公園キャンプ場


テント場で火気が使えないから夜もみなさん(今日は他1組のみ)早く静かで、野営場のようなところ。明日も朝早いのでまったく問題ない。


公園の桜がちょうど見頃で、遊具で遊ぶ子供の声も元気いっぱい。


クラフトビールなど楽しんでいると、日暮れ間際に公園で遊んでいたっぽい小3男児ソロがテント訪問。テント内部に興味深々の様子。

俺「キャンプとか山に登ったことある?」
小3「ない」
俺「そっかー、楽しいよ!」
小3「ところで、なんでキャンプってカレー食べるの?」
俺「いや、知らんがなw」
ちょっと面白い子だった。


山(だいぶ標高下げたキャンプ場だけど)でのご褒美タイム。
最高だな!

 

長野・群馬県境 Day2 : 残雪の浅間山】へ続く

 

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