【2019/7 更新】登山用GPSアプリで取得したGPXログを使って、Reliveで無料3D動画を作成して遊ぶ

去年(2017年)の夏くらいに一度試したものの、パッとしない印象で使っていなかった3D動画作成サービスのRelive(リライブ)。最近、チラホラ見かけるようになったので再度インストールしてみたら、かなりアップグレードされ面白いサービスになっていた。最近日本語化にも対応していた。

2019.7.12追記 : StravaとReliveが提携解消

良好な関係だと思われていたStravaとReliveが提携解消を発表した。
- Stravaの発表
- Reliveの発表
日本語だとこんな感じ

言い分はそれぞれ異なるけれど、提携を解消したことにより両App間でデータのやり取りができなくなったという事実。Reliveは有料会員(1,200円/月)でないとGPXログを直接読み込みができないために、ReliveへGPXデータを渡すために使っていたStrava。もうStrava×Reliveで3D映像を作って遊べない…

と思ったら、Reliveが無料会員にも、PC/スマホのブラウザ機能でGPXアップロード機能を開放した!
山歩きのGPXデータをReliveへ渡すためだけにStravaを使っていた自分からすると、むしろReliveだけでこれまで通り3D動画が作成できて便利になったと言える。
ロードバイク乗りの人などでStravaをメインで使っていて、Reliveの有料会員登録している人には、可哀想としか言いようがない。


以下の内容はStrava×Relive提携時のものです。
STEP1と2をすっ飛ばして、STEP3でいきなりReliveでのGPXインポートから動画作成が開始できます。

アクティビティの記録を元に3D動画を作成できるサービス Relive

もともとはサイクリング用として開発された、アウトドアアクティビティの記録を元に3D動画を作成できるサービス。
ヤマレコやYAMAPなどの活動日記では地図ルート/写真/コメントでログを記録できるけれど、それを3D動画にしたような、わかりやすく言うと、TVのマラソン中継などでコース紹介として使用される3Dルートマップ動画が手軽に作成できる。
例えばこんな感じで。

 

登山ログでReliveを使ってみた雑感

いくつかの山行記録をReliveで3D動画生成してみて、やはり映えるのは縦走やロングハイク。
ピストン山行では、動画地図上での移動距離が短くなってしまうので見栄え的良さは劣る。

タイトルに「遊ぶ」と入れたように、「山行記録として他の人の参考になるか?」と言ったら、YAMAPやヤマレコの活動日記などと比べると情報量が少なく「全然ならない」し、完全にOFF THE TRAILSなアプリとしか言えない。

ただ、最近では道迷い遭難を防ぐためにスマホのGPS地図アプリは登山時の必須アイテムになっているし、その時取得したGPX形式のログで下山後に3D動画作成ができるのは、記録として、また次の山行へのモチベーションとしては面白いと思う。今後のさらなるバージョンアップにも期待したいところ。
他にも登山/ハイクに役立ったり、より楽しめるアプリがもっといっぱい出てくると良いなと思う。

 

東京から弾丸で徳島テント泊縦走 – ブログはこちら

 

雪の奥高尾・裏高尾 テント泊縦走ハイク – ブログはこちら

用意するもの

以下、作業手順。
StravaへのGPXアップロードが、スマホアプリでできない(ブラウザ経由・スマホ可)のは少し不便だけど、まぁ問題ないレベル。

  1. GPX形式の登山/ハイキング ログ – YAMAPヤマレコジオグラフィカなどの活動記録から取得
  2. アクティビティ記録サービス Strava のユーザー登録(無料会員)
  3. 3D動画作成アプリ Relive のスマホへのインストール【iOS】【android】とユーザー登録(無料会員)

Reliveには無料会員と有料会員(月額1,200円/Relive CLUB)の2種類があって、今回は気軽な無料会員で動画生成してみた。また、いくつかのログ管理サービスに対応しているものの、最もベーシックなGPXログをStrava経由で読み取り使用した。

STEP 1:Stravaのサイトで、GPXログデータをアップロード


Stravaのサイトで、右上の「アクティビティをアップロード」から。


左メニューの「ファイル」-「ファイルを選択」してGPXログをアップロードする。


タイトル、説明、アクティビティ種類は任意で変更。
「プライバシーコントロール」は必ず「全員」を選択。
その他はデフォルトのまま。
※Stravaのスマホアプリでは、GPXログのアップロードはできないので、PCもしくはスマホのWEBブラウザから https://www.strava.com/ にアクセスしてアップロードが必要。

STEP 2:スマホでReliveのアプリにログインして、Stravaのアカウントと接続

スマホでReliveのアプリにログイン。
「設定」-「接続されたトラッカー」で「Strava」を選ぶと、「アクティビティ」にStravaで読み込んだGPXログ一覧が表示され、生成したいログを1つ選択する。

STEP 3:3D動画の中に表示する画像を選択して、動画を生成。


3D動画のルート中に表示したい画像を選択する(無料会員:最大10枚)。デフォルトでも何枚か選択されている。あとは、タイトルをつけ動画を生成する。

STEP 4:シェア or 保存


画像の枚数にもよるけれど、おおよそ2〜3分で3D動画の生成が終わり、SNSでシェア、URLのコピー、embedタグ取得、または動画のスマホへの保存(MP4)が可能。

オプション:生成された動画をさらに加工、YouTubeへアップロード、ブログに貼り付け

  • 音入れ・編集 – Reliveの無料会員だと動画に音を付けられないので、保存データをPCとファイル共有して、Adobe Premiere CCで音入れと最後20秒ほどのPR部分を簡単にカット編集している。スマホとPCのファイル共有は、Dropboxの自動アップロード機能を使用している。
  • YouTubeアップロード・ブログ貼り付け – 編集済みファイルをYouTubeにアップロードし、それをブログに貼り付け。

もちろん編集無しで、スマホに保存→直にYouTubeへアップしても問題ない。

Relive 有料会員(月額1,200円)

Relive 有料会員になると主に以下の機能が使える。

  • GPXログを直接Reliveに読み込みできる – Starava経由が省けるので超便利そう。
  • 古いアクティビティをいつでも無制限にインポートできる – 無料会員だと直近(ネットで調べると直近1ヶ月くらい?)のGPXデータしかStravaからインポートできない。ただし、初期状態(1つも動画生成がない状態)では過去のデータもインポートできるので、Reliveで動画生成/保存した後にそれをReliveから削除すれば、何度も古いデータのインポートは可能(削除する場合、Relive上でのSNSシェアは不適なので、YouTubeなどにアップする必要がある)。
  • HD解像度(1280×720)で動画生成ができる – 無料会員だと960×540
  • 音入れができる – Adobe Premiere CCや無料アプリでも対応可能
  • 動画再生速度を選べる – Adobe Premiere CCや無料アプリでも対応可能
  • 10時間以上の記録も動画作成できる – 無料会員でも活動10時間以上のテント泊ログが作れてしまっているので詳細不明
  • 動画作成が早い – 無料会員は作成に1〜2時間かかるとアナウンスされているものの、初期状態(1つも動画生成がない状態)では2〜3分で作成できてしまっているので詳細不明
  • 動画編集ができる – 無料会員は再度生成が必要。個人的にはあまり使わなそう

便利そうな機能はたしかにあって、毎週のように登山やハイキングを楽しんでいる人だと元が取れると思うけれど、自分のスタイルだと1,200円/月というのはちょっと割高だと感じてしまうので、無料会員のまま使う。

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