単独日帰り登山 百名山・大菩薩嶺〜石丸峠〜大菩薩の森展望台

2017年11月下旬の週末、日帰りで日本百名山・大菩薩嶺へ行ってきました。登山口から山頂までの高低差が少ないので百名山のなかでもかなり登りやすい山。

友人が何度か登っていて、富士山が近く景色も良いから、冠雪している時期に行きたいと思っていた大菩薩嶺。やっとタイミングが合い念願がかなった。


早朝4:30に都内自宅を出発して、中央道で勝沼ICまで、そこから山梨フルーツライン〜青梅街道(大菩薩ライン)を経由して登山口の上日川峠に6:30頃到着。青梅街道から上日川峠まで通じる山梨県道201号 塩山停車場大菩薩嶺線は、想像以上に道が狭くすれ違いポイントもかなり少なかった。標高はかなり稼げるんだけど。山梨フルーツラインは名前の通り果樹園が多く、高台を通るので市内一望でき、別の季節にフルーツ狩りで来たい。

上日川峠の駐車場はまだ一番近いところに空きがあったけれど、どんどん車は増える。甲斐大和駅から上日川峠までの路線バスはまだ動いていないはずなのに、始発前に増発したのか登りはじめるタイミングで1台到着した。

7:00にロッヂ長兵衛に設置されているポストへ登山届を提出して出発。前日からのテントは1張のみ。今回はスケジュール都合で日帰りなので、本当に羨ましい。


登山道に入ってすぐ霜柱がいい感じ。1週間前には見られたらしい霧氷は、さすがになかった。残念。


朝日が後ろから。この夜なのか昼なのか、暗いのか明るいのかよくわからない時間帯が好き。


だいぶ明るくなった頃、一番近い山小屋・福ちゃん荘に到着。ルート中に山小屋の数が多くて、初心者に易しい。しかもこの時間からがっつり営業中していてありがたい限り。


混雑前に登頂したいので最短ルートである唐松尾根を予定通り進む。


大菩薩峠方面より急坂らしいけれど、時間・距離短いからこちらのほうが楽なんじゃなかろうか。歩きやすいし。


/^o^\フッジッサーン
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


画になるなぁ。流石です。
雪を纏ってから来たかったのでこの絶景が見れてよかった。もう満足。すぐに下りてもいい(下りません!)。大菩薩嶺山頂は展望がなく、雷岩からの展望が最高。


こちらも飽きない南アの皆々様。雪降ってそうな雲がかかっていた。
西面は風がビュンビューンと強く、AXESQUIN〈アクシーズクイン〉フユボウシが吹っ飛ばされそうになる。


大菩薩嶺(だいぼさつれい・標高2057m)山頂到着。雷岩〜山頂は少し前に降ったらしい雪が残っていた。念のため軽アイゼンを持ってきたけど出番なし。日帰りなのでバックパックはスカスカ。


大菩薩嶺山頂から雷岩へ少し戻って大菩薩峠方面へ。山の東側は風も穏やかで尾根歩きが気持ちいい。
写真は振り返っての山頂方面。


大菩薩峠で小休憩。奥多摩方面の山も見える。


大菩薩峠からメジャールートの上日川峠へは下りず、大菩薩嶺・大菩薩峠とはまた違った景観だという石丸峠方面へ周回するコースをとる。


なにげにこのルートで一番傾斜が急なんじゃないかという熊沢山を超えていく。富士山はずっと見えている。


熊沢山にはマウンテンバイクを担いでる人がいた。ダウンヒルも楽しそうな道ではある。


熊沢山から石丸峠への下り。防火帯と少し右側に登山道。
あぁこれは来てよかった。防火帯の尾根歩きは好き。


下ったところから熊沢山方面を振り返り見上げる。
それなりに傾斜があり、南東側ということもあり日当たりがよく、登山道は霜が溶けた水と土で滑る滑る。登りはマシだと思うけれど、下りは防火帯をつづら折りで下りたほうが良かったかも。


石丸峠に到着。
日が昇って、11月下旬とはおもえない暖かさのなか上日川峠方面への下り、このあとも歩きやすい道だけど、まだしばらく霜解けのグチャグチャ。


登山道が変更された案内板。国土地理院の地図(ジオグラフィカのデフォルトMAP)ではこの古いルートしか載ってない。YAMAPの地図は最新ルート表示あり。iPhoneに入れたGPSアプリ地図は、2つ使って最新情報を把握するのが重要。雲取山で道間違いしてるし。


甲斐大和駅からのバスも通る林道通過を横切り、まもなく下山。


駐車場のある上日川峠に戻ってきて、山の上は風も強くお昼を食べていなかったので大菩薩の森展望台へ。


散策路なので登山道とは違い木道。山登りした人からするとチート感しかないけど楽でいい。


大菩薩の森展望台に到着。
ノーゲスト!やったー!貸切!


キョウイチで富士山が近いのでタイムラプス撮影をしながらお昼を食べる。展望台で、カップラメーン、おにぎり、セブンイレブンのタラモサラダ。ふりかえれば大菩薩嶺。


車で勝沼方面へ下り、大菩薩の湯へ。ほとんどが登山客とバイクツーリングのグループ。このあたりではロードバイク乗りはほとんど見かけなかった。
湯上がりにはコーヒー牛乳をいただく。売っていれば毎回記念として買う山Tシャツはサイズ欠け。大菩薩嶺Teeはデザインも良かっただけに残念。また次来た時に。

大菩薩嶺 : トレッキングログ

 

【NOTE】
上日川峠 ロッヂ長兵衛(テント場あり)
福ちゃん荘(テント場あり)
大菩薩峠 介山荘
丸川荘
大菩薩観光協会
大菩薩の湯

※上日川峠まで通じる県道は、毎年12月上旬から4月中旬頃まで、大菩薩の湯方面・甲斐大和方面ともに冬季閉鎖になる。閉鎖後は静かな雪道歩きができるけど、今回の登山口である上日川峠まで距離・標高・時間がかかるので要注意(2016/2 友人のブログ記事)。