我が家ではほぼ月1で週末にピザを焼く。以前はデリバリーピザを取っていたこともあるけど、自宅で焼くようになってからは一度もオーダーしていない。自宅ピザが焼きたてで、一番美味しいから。
きっかけは、山梨県富士河口湖町にある「富士ヶ嶺・おいしいキャンプ場」でピザ作り体験をしたこと。
自宅ピザ作り
何度か試行錯誤してほぼ我が家のスタンダードが決まった。
自宅で美味しいピザを作る時のポイントは2つあると思っていて、
- 生地
- 焼き
それだけ。
ピザ生地作り・レシピ
まず重要なピザ生地の粉は、ナポリ産のカプート社サッコロッソの一択。
小麦粉として一般的なものよりは少し高価だけど、1kgから小売りされているので、ネットショップで2-3kgまとめ買い(チルド保管)している。
キャンプ場のピザ体験でも、少し前に訪問した中目黒のPizzeria e Trattoria da ISA(世界ピッツァ選手権で優勝を重ねたピッツァ職人のお店。同じ静岡県出身!)でも同じものを使っていて、本場ナポリでも高いシェアを誇るピザ用強力粉。伸びも良く扱いやすいし、本当においしい。
我が家の場合の分量(4人分程度):
- カプート サッコロッソ : 500g
- 水 : 300cc(夏場は280cc程度)
- 塩 : 15g
- オリーブオイル : 適量
- ドライイースト : 1.5g ※ふっくらさせたい場合のみ混ぜこむ
行程:
- 水に食塩を入れよく溶かす
- カプート サッコロッソに 1.の食塩水を2-3回に分けて多少パサツキが残る程度まで入れ、ひたすら練る
- ある程度練ったあとに、オリーブオイルを2-3回しくらい入れ粘度の調整しながらグルテンをしっかり出すためさらに練る(トータル20分くらい)
- 厚みにより生地を枚数分に分けて(厚さにより4-7つ)、麺棒で伸ばす
以上!
我が家では、みんな薄いクリスピータイプの生地が好みなので、ふっくらさせるためのドライイーストは入れないで、発酵時間無しで基本的にすぐに焼く(=すぐ食べたい)。キャンプ場でのピザ作り体験も待ち時間なしですぐに焼いてパリパリで美味しかった。
以前試したことがあるふっくらしたピザ生地にしたい場合は、ドライイーストをカプート サッコロッソに混ぜて練り、枚数分にわけたあと乾燥しないようにラップをして5時間以上常温で発酵させるともちもちのピザができた。
トッピングは好きなものを乗せる
我が家の場合はソースはだいたい3〜4種類。
トッピング具材は、日によってまちまち。ソースとマッチするか考えつつ好きなトッピングを乗せて、いずれも最後にピザ用のとろけるチーズをたっぷりと。
【A:トマトソース】
- 市販のピザ用トマトソース(トマト缶から自作できるけど市販で十分美味しい)
- たまねぎスライス(水に浸して辛みを抜いておく)
- ミニトマト(写真には写っているけど普通のトマトは水分が出やすいので自宅ピザでは使わないようになった)
- コーン缶
- ソーセージ or ブロックベーコンぶつ切り or ツナ缶+マヨネーズ
- ピーマン輪切り
- モッツアレラチーズ
- バジル(焼きあがり直前)
【B:バジルソース】
- バジルペースト(プランターでバジルを育てているので、塩とオリーブオイルをいれてすりつぶして自作。ジップロックに入れて冷凍保存ストックしていて使う分だけレンジで解凍して使う)
- たまねぎスライス
- ソーセージ or ブロックベーコンぶつ切り
- モッツアレラチーズ
- バジル
【C:アンチョビ・ガーリックバター】
- バターorマーガリンに、チューブのおろしニンニクを適量いれて湯煎して溶かす
- ガーリックバターの上にアンチョビペーストを塗り塗り
- たまねぎスライス
- ソーセージ or ブロックベーコンぶつ切り
- スライスしたブラックオリーブトッピング
【D:ゴルゴンゾーラ or ブルーチーズ + 蜂蜜】
- 湯煎して溶かしたバターorマーガリンを塗り塗り
- ゴルゴンゾーラチーズをメインに、そのほかのチーズもミックストッピング
- 焼き上がり後、食べるときに蜂蜜を垂らす
自宅ピザ焼き how to
自宅にピザ窯とかある人は、素直にピザ窯で焼くのが当然オスススススススメ。
我が家にはそんなものはないので、色々試した結果、ベストだったのが
- ガスコンロで生地の下側を焼く(中火で約2-3分:下側が多少焦げ目がついて少し煙が出るくらい)
- 魚焼きグリルに移動させ上側を焼く(強火で約5分:チーズがしっかり溶けて焦げ目がつくくらい)
というパターンで、1枚あたり7-8分でどんどん焼ける。
オーブンレンジで15〜20分焼く?待てない!断言する!お腹が空いている子供は1枚に20分とか全然待てない!
最初はフライパンで下側を焼いて、魚焼きグリルの網に移していたものの、トッピング具材が落ちてしまい移し替えが面倒なのと、下側の焼け具合がイマイチだった。
そこで導入した秘密兵器、金物の街「新潟県 燕三条」発の「下村企販 お手入れ簡単グリル用 ピザ焼きトレー」。食べ盛りの子供がいるので2枚購入して、焼きつつもう1枚で次のスタンバイという具合にローテーションして使っている。
生地を伸ばしたらピザ焼きトレー(オリーブオイルを薄く塗っても良い)に乗せてからトッピング、コンロで下側を焼いてからそのまま魚焼きグリルにぶち込む。スチール製なので魚焼きグリルの中でも下側がさらに加熱されパリパリに焼ける。グリルが両面焼きの場合は、ガスコンロでの焼き時間を少し短くすると良い。
トレーは外径20.8cm。薄いペラペラのスチール製で火にかけると少し歪むけど問題なし。冷めれば元の平らに戻る。
どの家庭でも魚焼きグリルには間違いなく入るサイズ感だと思う。
実食!!!!!!!
トレーサイズにあわせて焼き上がりも少し小振りな20cm程度で食べやすいし、枚数が増やせるのでトッピング・味をたくさん変えて楽しめる。
上のカプート サッコロッソ 500gのレシピだと、薄めのクリスピータイプ生地で約7-8枚、厚めふっくら生地なら4-6枚くらい焼ける。
生地を練るには少し力がいるので子供だけでは難しいけど、トッピングは自分の好きなものだけを乗せられるから子供たちも楽しいらしい。
カットは、刃物で有名なドイツ・ゾーリンゲンのヘンケルス社ピザカッター。
ピザカッター(メーカーにこだわらなければいろいろある)があるだけでピッツェリアで食べてる気分になれるし、あとはボトルワインがあれば週末の男料理完成!オススメ!
【NOTE】
カプート サッコロッソ 1kg
500円(税込)
下村企販 お手入れ簡単グリル用 ピザ焼きトレー
864円(税込) × 2
ヘンケルス ピザカッター
1,845円(税込)