北アルプス テント泊 蝶ヶ岳 Day 2

蝶ヶ岳ヒュッテのテント場でテント泊をして2日目。
ご来光から、蝶槍への稜線歩き〜下山後の温泉/蕎麦と続く。
北アルプス テント泊 蝶ヶ岳 Day 1】からの続きです。


朝4時前に起床。気温11℃。風が強く体感温度はもっと低い。
夜中は雨は殆ど降っていないものの暴風で時々目がさめた。張り綱もしていたものの、HERITAGE〈ヘリテイジ〉クロスオーバードームはだいぶ横に揺れ、結露も少し。


徐々に明るくなってきたので、ご来光を見るためにインナーダウンを着て蝶ヶ岳山頂へ。穂高方面はところどころにヘッドライトの明かりが見える。
そして、眼前には雲海が広がる。


南の空を見上げると、雲が多いもののなんとも言えない青〜紫〜ピンクのグラデーションが美しい。


キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!


テント場も徐々に照らされる。常念岳方面に向かう人はすでにテントを撤収して日の出とともに旅立っていった。



オレンジに染められたテント、眺める人々のシルエット、深い緑、短い北アルプスの夏を堪能する。


中腹のみ朝日に照らされる穂高。

蝶ヶ岳〜蝶槍


ご来光のあとテント場で朝食と、テント以外の撤収を済ませ、アタックザックで常念岳方面の蝶ヶ岳三角点、蝶槍へ稜線を歩く。最近は山歩きよりトレランメインという友人は走っていった。早すぎワロタ。


蝶ヶ岳の三等三角点を通過。
ずっと景色を堪能していたテント場近く「長塀の頭」に山頂標識があって蝶ヶ岳最高点らしいけれど、三角点はこちらの蝶ヶ岳ヒュッテ〜蝶槍の間にある。詳しくはwikipediaでどうぞ


蝶槍への最後の登りがゆるいハイクアップで楽しい!
なだらかな蝶ヶ岳周辺の中では、尖ってるから付いた名前だろうか?高度感は全然ないけど。


蝶槍(ちょうやり・標高2,660m)到着。テッペンは狭い。
ハイマツ帯で、良い感じの岩場もあってライチョウ生息地だよなぁと周りを見渡すも目撃することはできず。


蝶ヶ岳三角点から蝶ヶ岳ヒュッテ方面の、気持ちが良い緩いアップダウンの稜線。テント場まで戻ってほぼ乾いたテントを最後に撤収して午前9時前に下山開始。
下山するときに蝶ヶ岳テント場で大判フィルムカメラで撮影している若い男性がいて聞いてみると、ザック105リットル、重量45キロで縦走中と聞いてぶったまげた。2018/8/31〜の日本山岳写真協会展@東京都美術館に出展されるらしい。写真撮影、ピークハント、ご来光、トレラン、天空の稜線歩き… 山の楽しみ方は人それぞれだなと思う。

蝶ヶ岳〜三股〜温泉・蕎麦


登りではあまりわからなかったけれど、階段は山側が少し低く並べられているので下山時も怖さがない。
さすが山にしっかり予算が付けられているなぁと感じる長野県。丹沢とは違うのだよ、丹沢とは!
ぬかるみポイントもしっかり短い木道で対応されている。


「ゴジラみたいな木」到着。
昨日は調子があがらずココで引き返すか考えたのだった。山頂で睡眠バッチリで今日は足取り軽い。


ほぼ予定通りで、臨時駐車場に戻ってきた。さすがに暑さを感じる。
お盆休み期間中でこの日も車は多い。ただココに停められないということはあんまりないんじゃないかな。


下山後のルート上にある、ほりでーゆー四季の郷(ヒュッテに割引券アリ)で温泉に入ってから、安曇野IC近くのセルフ式(讃岐うどんの蕎麦版みたいな?)蕎麦屋「小木曽製粉所」で10割蕎麦をいただく。

並、中、大が同じ値段500円だったので「大」をオーダーしたら、とんでもない量の蕎麦がでてきた!温泉後にコーラ飲んでいるので3人とも最後は無言で食べきる。腹PnPn。「蝶ヶ岳への登りよりキツいんじゃないの?これ!」という感想しか残ってない。美味しかったんだけど「並」でよかった。でも、他のお客さんもほぼ「大」をオーダーしてたんだよなぁ…

 

北アルプス 蝶ヶ岳:トレッキングログ

今回は珍しくソロではなく友人夫妻と山歩きをしたけれど、いつも自分が作っている登山計画(made with ヤマレコ)をPDFで見せたらかなり細かいらしく少しビックリされた。グループ山行よりやはりリスクはあると思っているしすべて自分で調べるので、登山口までのアクセス詳細、行動範囲は最大限の行程とエスケープルートも想定するし、ルート上の水場/トイレ、下山後の温泉/蕎麦屋のチョイスはもちろん、日の出/日の入り時間チェックも欠かせない。人気の山域だと急に混みだす毎日アルペン号の到着予定時刻確認も。
周りでチラホラ「山はじめたいんだけど!」というのを聞くことが増えたのもあって、この辺りは別の機会に自分なりの山歩き時の計画とリスク管理ポイントを書きたいなと思う。

ソロで自分のペースで登るのが楽しいのに変わりはないけど、たまにグループで喋りながらとかゆっくり登るのもイイね。

 

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