北八ヶ岳 テント泊 8の字周回 Day 2:百名山 蓼科山

北八ヶ岳 8の字周回 2日目は、テント泊した双子池ヒュッテを後にして日本百名山・蓼科山へ。
北八ヶ岳 テント泊 8の字周回 Day 1:双子山・縞枯山・北横岳と池巡り】からの続きです。

双子池ヒュッテ(テント泊)〜亀甲池・天祥寺原〜▲蓼科山


4時半ころ起床、気温は7℃。風がなくて寒さは感じない。
池は幻想的な蒸気が上がってモヤが掛かっている。今日も天気は良さそう。


OD缶がガス欠しているので、朝食を軽めにとってテント撤収。隣に幕営していた方々に挨拶をして蓼科山に登るべく、昨日通った亀甲池方面へ進む。


亀甲池〜天祥寺原は、今回のルートで唯一フカフカの非常に歩きやすい登山道。蓼科山どーん!


天祥寺原からはずっとガレた登りが続く。しかもややルートが不明瞭。


ゴロゴロと大きな岩もでてくる。ところどころリボン、ロープが付けられているもののわかりづらい。
途中までは大きな岩稜帯、途中からは小さな岩の登山道が将軍平(蓼科山荘)まで続く。


ココは左のロープのほうへ登る。GPSアプリで時々ルートを確認しながら。


下山時にはじめて使うと、本当にここかな?と不安になりそう。すれ違った方も、みなさん「わかりずらい!」と連呼していて「この先のルートはどうか?」とお互いに情報交換。


ずっとガレた登山道を登っていくけれど、ところどころ左右の樹林帯に踏み跡があり、登山道が見える範囲でルート取りすると多少は楽。左(下山時は右)の樹林帯深くに入りこまないよう注意しながら。


蓼科山荘が見えてきた。やっと樹林帯を抜けられる。


将軍平にある蓼科山荘に到着。これから登る蓼科山もバッチリ見える。
ほとんどの登山者が日帰りで、大河原峠か蓼科山7合目登山口からのアクセスらしく多いようだ。山荘前にはテントでTシャツ、バッジなど記念品が販売されていた。山では好みのものがあればTシャツを買うことにしているけれど、今回はマッチせず。以前購入した瑞牆山Tシャツ高尾山Tシャツレベルのものが欲しい。


山荘の奥から蓼科山へ岩稜帯を進む。あまり幅が広くなく、ペースあがらず。


途中、振り返っての1枚。
大河原峠〜蓼科山のルートより北側には雲が出てきているのでできる限りペースアップ。


蓼科山頂ヒュッテに到着。山頂はすぐそこ。


大きな岩が多く年配の登山者は大変そうだった。冬はほとんど雪に覆われてしまうのだろう。


日本百名山・蓼科山(たてしなやま・標高2,531m)山頂に到着。たてしなの「T」。
今回はハーフパンツをやめて、TRIMTEX〈トリムテックス〉Trainer TX Pantsにしたけれど、朝露の藪こぎもあったし、暑すぎず終始快適だった。トップスはコスパ最強の無印 洗えるウールTee


広い山頂も超ゴツゴツ。
雲が多いものの、南八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、浅間山など栃木・群馬方面まで360°の展望。


快く写真を撮ってくれたテンション激高なトレランスタイルのおねぇさまお二人。
俺「岩ゴツゴツですけど、どこから走ってきたんですか?」
おねぇさま「走ってると思うでしょ?全く走ってないのよ。カッコだけ!気分だけ!でもそれ重要じゃん?」とのこと。ココまでのルートを振り返ると、この山はあまり走れる感じがまったくしない。たしかに、気分重要っす!
ちょうどゴールを迎えるTJARとか、どこから降りるの?とか、普段どこの山に行くの?とか少し話をして「またどっかでー」と。過去に山で会った人の中で、イチニを争うテンションの高さにこちらもニコニコなる感じ。良いっすね。


槍ヶ岳、大キレット、穂高連峰、大天井岳など北アルプス方面。この距離からでもエグみある。

▲蓼科山〜大河原峠


山頂は広いもののどんどん登山者が登ってくるので、少しだけ休憩して下山。
お昼前、蓼科山荘に戻った頃にはガスがあがってきて山頂は見えなくなっていた。やっぱり夏山は午前中が勝負。


あとは大河原峠へひたすらクダルクダル。
途中まで縞枯れで明るい登山道。途中から緑豊かな樹林帯。登りで使った天祥寺原からのルートより格段に楽。


最後は熊笹エリアを超えて、駐車場のある大河原峠へ戻ってきた。このルートなら山荘までは走れそうではある。


前日は営業時間前だった峠のCAFE ADAMOが開いていたので、車にザックを積んでから休憩。
カフェ飯っぽいものから、スイーツやコーヒー、地場産の野菜も販売していた。駐車場には登山者だけでなく、バイクでのツーリングの人、地下アイドルっぽさ満載のアー写撮影をする人など様々。


洒落たカフェ飯でも食べようかと思ったけれど、それより先に温泉に入りたい欲が勝ってしまい手作りジェラートだけいただく。甘すぎないミルキーな優しい味が疲れた体を癒やす。


車で30分ほど諏訪IC方面に下り、白樺湖畔まで移動して温泉「すずらんの湯」へ。
観光地ながらそれほど混んでおらず、ジェットバス、サウナ、半露天と十分な温泉施設。温泉の後は食事処でカレー&コーラで締めて、北八ヶ岳山歩きは終了。

帰りも中央道を利用したものの長いお盆休みの人が多かったのか大渋滞に巻きこまれ、2週連続はさすがにシンドかった。東名でも中央道でも、やはり混雑期は昼前に現地出発して15時ころには都内に戻っているのが理想だなと思うのであった(いつも思うだけ)。

とはいえ、先週の北アルプス・蝶ヶ岳、今週の北八ヶ岳周回と天気にも恵まれ、テント泊で堪能でき満足度の高い2018年夏山旅となった。

北八ヶ岳 8の字周回:トレッキングログ

1日目:
大河原峠〜▲双子山〜双子池ヒュッテ(テント設営・荷物デポ)〜雨池〜雨池峠〜▲縞枯山〜雨池峠〜坪庭〜▲北横岳〜亀甲池〜双子池ヒュッテ(テント泊800円/人)

2日目:
双子池ヒュッテ〜亀甲池〜天祥寺原〜将軍平(蓼科山荘)〜▲蓼科山〜大河原峠
下山後の温泉:白樺湖温泉 すずらんの湯

各山頂と大河原峠では携帯(手持ちのドコモ、ソフトバンク)の電波はバッチリ4Gが入った。樹林帯、双子池テント場はNG。