本沢温泉からテント泊で八ヶ岳 硫黄岳・天狗岳 Day 1

2021年7月中旬の週末、久しぶりの八ヶ岳登山へ。
前日に梅雨明けが発表され、快晴予報の週末ということもあり間違いなく混雑するであろう八ヶ岳西側からの入山を避け、山梨県(清里高原)と長野県(南牧村・小海町)の県境にもあたる東側を拠点としてテント泊登山へ。小海町は人口4,000人あまりながら、友人も出場しているトレイルランニングレース KOUMI100の開催地として、山歩き/走り?に興じる人へ認知度アップに成功した自治体でもある(たぶん)。今年は開催されるのかな?

山行ログ

本沢温泉入り口駐車場→湯元 本沢温泉→▲硫黄岳→硫黄岳山荘→▲硫黄岳→湯元 本沢温泉(テント泊)→▲箕冠山→▲根石岳→▲東天狗岳→湯元 本沢温泉→本沢温泉入り口駐車場

 

本沢温泉〜硫黄岳 ピストン


湘南の自宅を3amに出発して、中央道・長坂ICへ。
5時前でこの明るさ、そして南アルプス・甲斐駒ケ岳の黒戸尾根。IC近くにあるセブンイレブンで朝食購入とトイレをお借りして登山口へ向かう。登山口まではトータル約3時間。
バタバタとした長いインターバルがあり、湘南に転居/オフィス移転してから初めての山歩き。


6amに本沢温泉入り口駐車場に車を止めて出発。駐車場には10台ほど、トータル20台ほどは停められそう。トイレは無し、登山ポストは設置されている。
帰宅後にチェックしたところ八ヶ岳西側の駐車場は土曜夜明け前に満車になったところもあったようで、本沢温泉を選んで正解!


樹林帯の中、歩きやすい登山道が続く。
1箇所崩落地があるが迂回路が設定され、しっかり整備されている。


登りはじめて1時間半ほどで湯元 本沢温泉(ほんざわおんせん)に到着。
山小屋でテント場の受付(1,000円/人)と温泉(内湯/外湯ともに各1,000円)の受付をしてテントを設営。テント場と山小屋の距離は3分ほど。

山小屋への入口にはマスク着用必須の表示で、もちろん持参した不織布マスクを着用して受付。
感染症対策に限らず考え方は個々人で異なるのは自明であるけれど、それ以前に各所のルールは(自分の考え方同様、相手の尊重されるべき考え方でもあるので)守った上で、お互いに気持ちの良い距離感を保ったコミュニケーションとしたいところ。山だけではなく…。


30分ほどでテントを設営して、荷物軽く硫黄岳へ向かう。
山小屋から5分ほど登ったところにある日本最高所野天風呂「雲上の湯(標高2,150m)」を通過。下山時に入れるようタオルも持参してきた。

【注意】2021年8月の豪雨被害で野天風呂までのルートが崩落してしまった(内湯は利用可)よう。GWの落石直撃による野天風呂の修理が完了した矢先で、今回も大変な復旧作業になるとは思うけれど、安全に復旧されることを祈念…。

【2021/9/16 更新】本日、土砂崩れで休止していた日本最高所野天風呂「本沢温泉 雲上の湯」再開のアナウンス!!! キタコレ!!! よかったよかった。これからの紅葉時期は特に最高だろうな!


硫黄岳と箕冠山(みかぶりやま)の鞍部にある夏沢峠(南北に長い八ヶ岳は夏沢峠を境界として北八ヶ岳と南八ヶ岳に分けられ異なる山容を示す ※wikipediaより)を経由して、八ヶ岳の主稜線を硫黄岳へグングン登っていく。オーレン小屋からの登山者も合流し稜線の人影は一気に増える。


硫黄岳(いおうだけ・標高2,760m)山頂に到着。
赤岳/横岳方面からの登山者も到着していて写真撮影の順番待ちも出るほど。


硫黄岳からは、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、乗鞍岳、後立山連峰、御嶽山、浅間山、日光白根山、燧ヶ岳まで丸見え!
サービス良すぎでは!?


まだまだ噴火の痕跡が遠目にもわかる御嶽山。


明日歩く東西天狗岳越しの北アルプス、夏としてはなかなか珍しい槍先までばっちり。



反対方向には横岳、赤岳。
稜線上に見える硫黄岳山荘と駒草神社方面へさらに歩を進める。


駒草神社から赤岳方面に少し登ったところにコマクサァ!


目的のコマクサ群生を見られたので硫黄岳を経由してテント設営した本沢温泉へ戻る。それにしても八ヶ岳ブルーの稜線は最高じゃ!


硫黄岳の山頂から見えるオーレン小屋。八ヶ岳でも人気の山小屋で、とても賑わっているのであろうな。

本沢温泉テント泊


本沢温泉に戻る前に、日本最高所野天風呂「雲上の湯」に立ち寄り、少し順番待ちをして浸かる。硫黄のにおいもあり「これぞ露天!」。サイコーかよ!
脱衣所も洗い場もなく、石鹸使用禁止、屋根/衝立すらない。人が多い時期や週末だと女性は水着なり何かしらの対策をしないとやや厳しいかもしれない。
次から次に下山してきた人が入りに来るのでなかなかゆっくりはできないけれど、ここで露天風呂に入れるだけで満足。地元で英語教師をしているというアメリカ出身の方などと少しお話をさせていただく。


温泉に浸かった後は、山小屋で飲み物を購入しテント場に戻る。
もちろん良い場所から埋まるけれどコロナ禍でも予約不要のテント場は余裕があって良い感じ、最終的には25張ほど。テントスペースで困る人もいないようだった。
太陽の光が心地よく、朝からずっと半袖短パンマンであった。


夕食は、セブンプレミアムのフリーズドライ「6種の野菜スープ」を水で戻し、レトルトカレーと冷凍うどん(もちろん解けている)を投入しカレーうどん。やきとり缶詰も添えて。


 

夜の気温低下がどうなるかと思ったが、ベースレイヤーのほか

で寒さは問題なく20時に就寝。

 

本沢温泉からテント泊で八ヶ岳 硫黄岳・天狗岳 Day 2】に続く