本沢温泉からテント泊で八ヶ岳 硫黄岳・天狗岳 Day 2

本沢温泉イン/アウトのテント泊で八ヶ岳 硫黄岳・天狗岳 2日目。
本沢温泉からテント泊で八ヶ岳 硫黄岳・天狗岳 Day 1】からの続きです。

本沢温泉から天狗岳 周回


予定通り3amに起床、気温は12度ほど。周りは1、2人ほど起きて出発準備をしてるくらいで、アルプスに比べるとやはり朝はややゆっくり。
朝食に尾西ピラフ(半分は行動食)とフリーズドライ豚汁で簡単に。


空が明るくなってきたところでヘッドライトを灯けて出発。露天風呂の近くはシャクナゲが見頃でもあった。前日登った硫黄岳の爆裂火口も朝日に照らされピンクに染まり、日本最高所野天風呂「雲上の湯(標高2,150m)」にもすでに人がチラホラ!まぁ登らないならこの時間に浸かりたいよね…



明け方の山歩きが本当に気持ちが良い、一番好きな時間帯。


スタスタと前日も通った夏沢峠への道を登っていると、目の前に動くものが!
えっ!びっくりした!カモシカだ!


その距離5mもない。九十九折の登山道上をゆっくりと先行。
クマが(ほぼ)いないと言われている八ヶ岳、クマ鈴をつけていなかったので向こうも気が付かなかったのだろう。超至近距離でのカモシカは初めてで、ビビり半分、感動半分。熊じゃなくてホントよかった。


夏沢峠〜快適な稜線を歩きで箕冠山(みかぶりやま・標高2,580m)を通過、根石岳へ進む。



根石岳の手前のコル部分には根石岳山荘が営業中。
登山道の左右には昨日に続きコマクサ群生。硫黄岳山荘付近と比べてこちらのほうが数は多い印象。コマクサや登山道の様子を見に来ていた根石岳山荘の方と少しお話しさせていただく。


少しゴツゴツした根石岳(ねいしだけ・標高2,603m)山頂に到着。気持ちがよく歩くペースも知らずとあがっている。


振り返ると、稜線と同じ高さに屋根がある根石岳山荘が見える。厳冬期は雪と西風で過酷な環境であろうことがわかる。


さらに天狗岳へ向けて快適な稜線歩き。白砂新道入口のあたりは、名前の通り白砂がとても美しい映えポイント。
しらびそ小屋・本沢温泉からの別ルート(白砂新道)で登ってきた人も多い。ただ、箕冠山→根石岳→東天狗岳に進むルートは稜線がめちゃくちゃ綺麗に見えるので、白砂新道で東天狗岳ピストンだけではもったいないと個人的には思う。


本沢温泉へ下る白砂新道分岐。奥秩父方面、浅間山方面も絶景!


東天狗岳へのラスト。今回の山行で一番高度感ある場所、でも写真で見るほどの恐怖感はなし。


東天狗岳(ひがしてんぐだけ・標高2,640m)山頂に到着。黒百合ヒュッテ、唐沢鉱泉からの人も多く、賑わっていた。



前日に続く快晴で、北アルプス、中央アルプス、南アルプスほか、おかわり!
西天狗岳は前回行ったので今回はパスして折り返し、白砂新道分岐から本沢温泉へ戻る。


本沢温泉へ戻る白砂新道の最上部を下から撮影。高度感はないものの、斜度があるトラバースで下りは特に慎重に。



本沢温泉へ戻り、テントを撤収。前日と同じルートで本沢温泉入り口駐車場まで戻る。
同じタイミングでテント撤収になった小学生の男の子連れ3人パーティの方は、前日に天狗岳を往復してこの日は登らずにテント泊〜温泉、そのまま下山ということだった。ぶっちゃけ日帰りできるルートではあるけれど、あえてここ本沢温泉で1泊する意義がある、そんなとても快適なテント場だった。

下山後


下山後は、下山後の汗を流しに近くの八峰の湯(ヤッホーの湯)へ。感染症対策もされていた。周りにキャンプ場も多く、昼前からぼちぼちの人入り。
赤岳〜にゅうまで八ヶ岳を見ながら露天風呂に入れる(湯船に浸かると見えないけれど)。


温泉のあとは、そば処 あららぎへ。
感染症対策などしっかりしていて味も良かったけれど、タイミングが悪かったのかオーダー後に出てくるまで時間がかかりやや辛かった…


道の駅 南きよさとで元祖信玄ソフトクリームを食べ、家族にお土産を買って帰宅。

蕎麦屋で想定外に時間がかかってしまったこともあり、中央道渋滞にどハマりしてしまった。
日曜午後の中央道上り渋滞で、夏を感じるのであった…

本沢温泉をベースとしたこの山域は、積雪期にスノーハイクでまた行きたいと思う。

 

【ウェアメモ】

 

山行ログ

本沢温泉入り口駐車場→湯元 本沢温泉→▲硫黄岳→硫黄岳山荘→▲硫黄岳→湯元 本沢温泉(テント泊)→▲箕冠山→▲根石岳→▲東天狗岳→湯元 本沢温泉→本沢温泉入り口駐車場