家族で14年ぶりの雪山ゲレンデ 霧ヶ峰スキー場

2022年2月中旬の日曜日、長女が以前から行きたがっていたスノーボードへ。

学生時代や、子供が生まれる前には板もウェアも揃えて行っていたスノーボード。
子供が生まれてからは、学校行事だったり、スポーツをしていると練習や試合があり、週末に家族で予定を立ててということもなかなか難しく疎遠になっていた。

長女がスノーボードをやってみたいと以前から言っていたこと、次女が雪遊び・そり遊びをしたいということだったので、家族と長女の友人も連れて日帰りで行くことに。
家族だけだと初めてのスノーボードがうまくできなかった時に、帰りたいとか喧嘩になる可能性があるので、同じく初めての友人が一緒に行くのはちょうど良い。


今回チョイスしたゲレンデは、完全ファミリー向けのこじんまりとした長野県諏訪市営「霧ヶ峰スキー場」。市街地の天気が、山梨県までは雨、長野県からは雪とのことだったので、それほど首都圏から遠くなく、できるだけ雪質が良いところで選んだ。

クローゼットの中に眠っていたパスケースを覗いてみると、前回のゲレンデは2008年3月に群馬県沼田市 たんばらスキーパークで、実に14年ぶり。

あぁ、思い出した。ゲレンデで遊んでいる朝〜夕方に、車に50cmくらいの大雪が積もって雪下ろしにまず一苦労。帰りの山道はホワイトアウト状態で前後のフォグライトも点灯、ノーマルタイヤの四駆に非金属チェーンを巻いていたものの、かなり横滑りを感じながら降りた時だ。懐かしい。

ウェア類メモ


昔使っていた自分の板とウェアは処分してしまっているので、板とブーツはレンタルで。
ウェアとバックパックは山道具、あとは普段ロードバイクで使用しているヘルメット。

天気は良さそうだけど、今回は自分が滑るというよりは子供たちにレクチャーするのが目的なので、なかなかの厚着スタイル。ベース/ミッドレイヤー インサレーションは、上下ともにTeijin Octa。上はさらにPolartec Alphaもプラス。
娘たちもウェアは持参、板やブーツ、ソリだけレンタル。

トップス
アウター : MOUNTAIN HARD WEAR〈マウンテンハードウェア〉コミットメント KS ジャケット
ミッドレイヤー : Rab〈ラブ〉Alpha Flux Jacket
ベースレイヤー : karrimor〈カリマー〉サーマル クルー

ボトムス
アウター : salomon〈サロモン〉BONATTI WP PANT
ベース/ミッドレイヤー : STYLISH BLACK〈スタイリッシュブラック〉Octa cpcp ウィンドブレーカーパンツ(レビューツイート 1 / 2 / 3

ヘルメット : bern〈バーン〉BRENTWOOD BLACK
グローブ : AXESQUIN〈アクシーズクイン〉フィンガースルーミトン ORIGINAL
バックパック : NIGOR〈ニゴア〉Moyo

八ヶ岳PA


湘南の自宅を朝5:30に出発、中央道を諏訪ICまで、スキー場までの下道もいれてトータルタイムは通常3時間ほど。

途中、八ヶ岳PAでの軽い朝食とトイレ休憩。高速道路の状況は雨が降っているものの混雑はなかった。
八ヶ岳PAに到着する頃には、雨も止んで八ヶ岳と南アルプスが顔をのぞかせた。良し!晴れた!


前日からの雪で、中央道 八ヶ岳PAの先、小渕沢IC〜諏訪ICは冬用タイヤ等装着規制になっていて、小渕沢ICでは一旦停止のタイヤチェックを受ける。
三菱デリカD:5に、マッド&スノーのオールテレーンタイヤ YOKOHAMA TIRE〈ヨコハマタイヤ〉GEOLANDAR A/T G015を履いているので、チェックOK。

諏訪ICで高速道路を降りたあと、標高を上げるとスキー場までは完全雪道のアップダウンになるので、途中で非金属タイヤチェーン バイアスロン クイックイージー QE15も装着。

チェーンなしでもたぶん大丈夫だっただろうけれど、市街地だけでなく雪のある山にだいぶ入る場合は安全のためにタイヤチェーンを装着したい派。装着にだいぶ手こずったものの、特に帰りの下り安心感は半端なかった。

霧ヶ峰スキー場


途中の八ヶ岳PAでの休憩と、タイヤチェーン装着を経て、長野県諏訪市営「霧ヶ峰スキー場」に到着。
ちなみにこの日は、月1度の「スキー子どもの日」ということらしく、中学生以下のリフト券が無料。駐車場も続々と埋まっていくけれど、それでも停められないということはないようだった。


ほとんどが子ども連れで、そり遊び専用エリアや、動く歩道形式? ベルトコンベア?「らくちんくん」もある。小さな子供や、スキー場が初めてでリフトが怖い人でもまったく問題がない。


初めてのゲレンデを満喫する次女。
少し積もった時に雪遊びの経験はあるけれど、初めての雪山にテンションが上がる。


初めてスノーボードをする長女たちには、板の装着から、足の置き場、歩き方、止まり方、転び方、ゲレンデマナーなどからレクチャー。


いまどきの子は小さい頃からキックボードやブレーブボード、スケボーなどに乗り、そのバランス感覚に慣れている子も多いから、スノーボードも覚えるのがめちゃくちゃ早い。
短い距離を転びながら何本か滑っただけで、転ばずにある程度滑れるようになってしまった(教え方もたぶん良かったw)。


朝から晴れていたスキー場は、昼頃には曇り空になり、次第に雪が降ってきたので少し早めのお昼休憩。


ゲレンデ前にある「レストハウス高原の店」で、各々カツカレーやラーメンなどをいただく。ちなみに板などのレンタルもこのお店でさせてもらった。
お店前のポストはだいぶ雪に囲まれていた。


お昼休憩の後は再びゲレンデへ。
妻が昔着ていたウェアを纏う長女に、成長を感じるのだった。


午後からはリフトを使い、午前中よりも長い距離を滑る。
人生初リフトは高さが少し怖かったようだけど、すぐに慣れたようす。


上の方は、下の方と比べてさらに人が少ない。
しかも、これまでの写真に写っていたエリアがこのゲレンデのすべて。
コースも下から全部が見えるし、リフトも2本しかなく、動いているのは1本のみ。

ただ、それがこのゲレンデの良いところだと思う。

ある程度滑れるような、ロングや色々コースを滑りたい人は物足りなくて間違いなく来ないし、子供や初心者が雪に慣れたり、周りをあまり気にせずに安全に練習ができる。

混雑したり、リフト待ちも無し。リフト券も他スキー場のほぼ半額。雪質もパウダーで気持ちよく、転んでも痛くない。晴天率が高く、眺望もある。
我ながら、初めてスキー・スノーボードをやる人にオススメできる場所をよく見つけたものだと思う。


リフトを降りた先は、一面パウダーの高原が広がっていた。
スキー場の管理外になるけれど、スノーシューで歩いた跡などもあった。


雪の上に寝るのも初めての体験で、不思議な感覚だっただろうな。


徐々に雲が出てきて少しの間は吹雪状態になり、帰宅する人が多数。
それでも最後は再び晴れて、16:30までのリフト営業終了の少し前に切り上げてレンタル返却。


ね、山は楽しいだろう?
山に行く人の気持ちが少しは伝わったかな?

 


山から車で降りてきたところのコンビニでタイヤチェーンを外し、高速道路もすでに冬用タイヤ等装着規制は解除。
本当は温泉に入って帰りたいところだけど今回はパスし、双葉SAのレストランで食事だけして、渋滞もなく予定通りの帰宅。

子供たちは、「また行きたい」「板とブーツ欲しい」と、楽しい雪山デビューになって良かった。
色々予定もあるなか、この冬にもう一度くらいは連れて行ってあげたいけれど、次はどこが良いだろうか。もう少し上達すればロングコースを一緒に滑れるようになりそうで楽しみ。

そして自分としては、久しぶりのゲレンデはもちろん楽しかったけれど、やはりテント泊で山に行きたいんだよなぁ、と強く思ったのだった。

 

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