使う機会はないほうが良いけど、登山・キャンプなどの応急処置用として持っていく救急セット、MY ファーストエイドキット。昭和時代は、富山の薬売りのBOXが実家にあったなぁ、とか思い出しながら…。
MY ファーストエイドキット
型くずれしないハードケースに入ったファーストエイドキットセットとかもあるけど、バックパックへの収納時に有利なのと、セットものは自分には不要なものが入っていたりするので中身はオリジナルで。
収納袋・ポーチは、耐水性のあるSEA TO SUMMIT ウルトラシルナノ ドライサック/オレンジ/2L。
1リットルサイズでも容量的には問題ないのだけど、重量もそれほど増えるわけではないし巻いてバックル留めすれば小さくできるので、万が一で別用途にも使える余裕のある2リットルサイズ。カラーはエマージェンシー感があるオレンジをチョイスして、他のドライサックにはオレンジ/赤系のカラーを選択しないようにした。自分が怪我をしてしまって誰かに取り出してもらうときでも、わかりやすいように。
MY ファーストエイドキットの中身
ほとんど使うことがないものでもあるので、それぞれ用途ごとに100均に売っているジップ付きビニール袋にいれて小分けして、衛生面にも注意してパッキング。
絆創膏(ハイドロコロイド)
各社からハイドロコロイド絆創膏は出ているので、近所の薬局でいくつかのサイズをストック。銘柄としてはだいたい以下の5つくらい。
■ バンドエイド キズパワーパッド
■ ニチバン ケアリーヴ治す力
■ ズイコウ 救急ばんプラスモイスト
■ 3M ネクスケア ハイドロコロイド
■ 東洋化学 キズクイック
大判止血パッド(ハイドロコロイド)
■ ズイコウ ハイドロコロイド包帯
切って使う大判タイプのハイドロコロイド。薬局に売ってないのでアマゾンで。その他にズイコウ プラスモイスト ヘモスタパッド、ズイコウ プラスモイストP3(未滅菌)なども同じ感じ。
防水フィルムロール
■ ニチバン 防水フィルムロールタイプ 5cm幅 2m巻き
ハイドロコロイドの上から貼って防水するフィルム。角を丸くすると剥がれてこない。近所の薬局にも売ってる。
テーピング
■ 非伸縮テーピング 3.8cm幅
■ 伸縮性包帯 3.8cm幅
固定用の非伸縮と、サポート用の伸縮テーピングの2種類。
ポイズンリムーバー
■ エクストラクター ポイズンリムーバー AP-011
アウトドア・登山でも黒いトーンの服が多いので、虫刺され対策に常備。
虫刺され、かゆみ止め
■ ムヒアルファEX
ムヒEXのほうが成分は強めらしいけれど、個人的にノーマル液体ムヒのほうが効くことが多いので入れ替えようか検討中。
錠剤
■ 痛み止め・頭痛薬 : バファリンプレミアム 、小児用バファリン(長女用)
■ 腹痛止め : 正露丸糖衣A
■ 風邪薬 : ストナ
家庭でも常備している薬を小分けに。風邪薬を使うくらいの体調ではキャンプ・登山にはいかないけれど念のため。登山の場合は、気圧の変化が大きいのとトイレが限られるので、頭痛薬、腹痛止めは必須。
その他
■ ポリ袋40×30cm ×2枚
■ 綿棒(個包装)
■ 小型ハサミ
■ ピンセット
■ BIC 使い捨てライター(最後のガス1適まで安心して火がつくので、BIC以外の選択肢はない)
■ 極薄使い捨てゴム手袋1組
■ 各種ピン
すべて入れてもかなりコンパクトになるし、すぐに取り出せるように登山の時もバックパックの外ポケット上部にいつも入れている。
尾瀬での切り傷
実は先日の尾瀬・至仏山登山で、ちょっとした油断からテント場の撤収時、至仏山に登る前に指先を切ってしまいファーストエイドキットのお世話になることに。原因は、前夜に食べた缶詰の蓋。傷口1cmくらい、深さ数ミリで、大怪我ではないけれどそれなりにパックリ出血。
持っててよかったファーストエイドキット!
まずは水場で傷口を洗い流して洗浄。幸いポタポタ垂れるほどではなくジワッと出ている感じだった。負傷した指先を頭より上にあげて血の巡りを悪くするだけで10分ほどでほぼほぼ止血できた。次からは輪ゴムも入れておこう。
小さなハイドロコロイド絆創膏で済ませようとも思ったけれど、これから登山で汗をかくし血の巡りも良くなるので、大判のハイドロコロイド包帯をハサミで5cm四方くらいにカットして使うことに。それに防水フィルムロール、さらに非伸縮テーピングを巻き応急処置完了。
登山中は特に痛みを感じることもなく、無事に下山。
下山後確認すると、やはり一度はある程度出血していたようだけどテーピングからはみ出すこともなく止まっていて、すでに透明な体液(キズを治す成分)が出ていて、以後毎日1回取り替え。
モイストヒーリング(湿潤療法)が可能なハイドロコロイド
- 自然治癒力を高める体液を傷口に保持して傷が早く治る
- かさぶたにならずキズ跡が残りにくい
- 絆創膏などの交換回数が少なくすみ、傷口の閉鎖環境を確保、細菌の侵入を抑える
- 乾燥による皮膚細胞の死滅を最小限にするため、痛みが少ない
いわゆる普通の絆創膏より値段は高いけれど、尾瀬での身をもっての経験でハイドロコロイドの評価が爆上がりしたので、キャンプや登山のアウトドアだけでなく、普通に転んだ時の擦り傷とか切り傷にも積極的に使っていこうと自宅にも常備することに。
【NOTE】
SEA TO SUMMIT シートゥサミット ウルトラシルナノ ドライサック 2L
1,404円 (税込)