紅葉の尾瀬 Day 1 : 鳩待峠〜アヤメ平〜尾瀬ヶ原〜山ノ鼻 単独テント泊登山

2017年9月22日(金)夜〜24日(日)の週末、テント場1泊で尾瀬に登山・紅葉トレッキングに行ってきました。まだまだ蒸し暑さの残る都内とは違い、豪雪地帯だけあってすでに秋、冬の足音も近づいていました。

今回のルートは、
【土曜】早朝に尾瀬戸倉〜鳩待峠〜アヤメ平〜尾瀬ヶ原〜山ノ鼻エリアのテント場にて1泊
【日曜】山ノ鼻〜日本百名山・至仏山〜小至仏山〜鳩待峠(昼過ぎ着予定)
という、反時計回りの周回コース。

初めて尾瀬に行くにあたって、いろいろ調べた東京都内からのアクセス・交通情報と、現地で体感した携帯電波 & Wi-Fi事情も、次回以降の参考にまとめました。


金曜夜 新宿発の深夜バスとシャトルバスに乗り換えて、出発地点の鳩待峠休憩所に到着。
食料、テント装備などもあって35Lのバックパックはパンパンでござる。お、重い。
ツキノワグマ生息地、かつ単独行なので熊鈴も。


休憩所に座って、嫁が作ってくれたスパムおにぎらずを朝食として食べ、6:00前に出発。天気はパラパラと雨。


ザ・尾瀬な看板。
国立公園にもなっている尾瀬。「環境とエコへのとりくみ」として東京電力が整備をしていて、東電小屋という山小屋もある。


周回コースなので看板横の木道ではなく、鳩待峠休憩所裏手にある見落としそうなところから入山して木道歩き。
今回は雨でもあるので、防水レザー&ビブラムソールの軽量ハイカットハイキングシューズ Danner〈ダナー〉マウンテン 600。濡れた木道・翌日の至仏山(よく滑ると言われている蛇紋岩)ともに、大きなスリップ・転倒もなく安定感があった。


1週間前に日本列島を縦断した台風(2017年 台風18号)で倒された真新しい倒木。


緩やかな登りを進んで、横田代に到着。
ガスがでていて視界が悪いけれど、コレはコレで良い。


豪雪地帯(ピーク時には4mほど積もるらしい)だけあって、不自然に曲がる幹と、雪の重みで垂れ下がった枝。


雲が厚くなり、世紀末感もある。


さらに進み、今回の目的地のひとつアヤメ平に到着。大小たくさんの池塘。
尾瀬のメイン木道でもある尾瀬ヶ原とは違い、人も少なく静かなので満足度は格段に上がる。
尾瀬ならアヤメ平は絶対に行くべき!


山の上にある湿原なので、晴れていたら360度青空に続く湿原・池塘・木道が見られるらしい。残念ながら、それはまた今度。
草紅葉は葉先から赤く染まり始めている。見頃は来週くらいかな?


湿原エリアを超えて、また樹林帯へ。
場所によっては黄色く色づいているところもちらほら。


尾瀬ヶ原のほうへ下りてくると天気は回復していた。
湿原の中に咲く紫の花。キング・オブ・サスペンスな花としても名高い(?)トリカブト


竜宮十字路付近。福島県と群馬県の県境付近でもある。
木道もすでに乾いていて歩きやすい。


雲の中にある、明日登る至仏山方面へ。
ミニカメラ三脚でセルフィ(木道は基本的に右側を歩きましょう)。


だいぶ紅葉が進んでいる場所もある。ほんの少し、1週間早かったか、と思うけどこれはこれで。


尾瀬ヶ原を挟むように、至仏山と対面する燧ヶ岳(ひうちがたけ・2356m)。
日本百名山、東北地方最高峰(燧ヶ岳は福島県で東北、至仏山は群馬県で関東。尾瀬で対面した2つの山なのにね)。
尾瀬は活火山である燧ケ岳の噴火活動によってできた湿原なので、そちらもいずれは登ってみたい。
もちろん事前・直前と火山・噴火情報をチェックしてから。


平坦な尾瀬ヶ原の木道を歩き、12:00すぎにこの日の宿泊地である山ノ鼻エリアへ。
ほとんどは日帰り客だけど混んでる。テント場に設営するので至仏山荘で受付(800円・予約不要)。
ツキノワグマの目撃情報によっては利用不可になる場合もあって、空きがあれば山小屋に泊まるか、見晴のテント場(山ノ鼻から2時間半、受付は燧小屋・予約不要)まで行かなければいけないけれど、問題なさそう。


サクッとテントの設営を終えて、山荘の食堂でスタミナ丼と生ビールをいただく。体力回復。
さすがは観光地で、山小屋は食事もドリンクもメニューは豊富で値段も比較的お手頃。歩荷(ボッカ)さんサマサマである。


50張りくらいのキャパシティながら、高校生の登山部集団も合流して、このあともどんどん埋まる。水はけが良さそうなところに早めに張れてよかった。ローカスギアのシェルター(フロアレス)なだけに雨は心配だったけど、朝まで一度も本降りにはならず。


夕暮れの至仏山荘。右手は18:00以降バー営業になる食堂。
テント泊の人も500円でお風呂に入れる。「小屋泊の人は17:00〜18:00で一斉に食事なので、その時間が狙い目」とのこと。尾瀬は初めてであることを伝えると、対応してくれた主人?がとても丁寧・親切に教えてくれた。mont-bell製の尾瀬Tシャツのプリントがいい感じだったのでお買上げ。瑞牆山荘でも買ったけれど、センスの良いプリントと速乾性素材だとついつい買ってしまう。

 

紅葉の尾瀬 Day 2 : 日本百名山 至仏山〜小至仏山 単独テント泊登山】へ続く

 

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