北アルプス 後立山連峰 鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳 テント泊 Day 1

8月中旬、お盆休み後半に北アルプス 後立山連峰にある鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳へ行ってきた。
本来は昨年蝶ヶ岳に一緒に登った友人夫妻と1週前に予定していたものの、自分の仕事の都合で予定があわなくなり(ずびばぜん!)、テント泊ソロで。

北アルプス 後立山連峰 鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳:ハイクログ


前日までにパッキングをほぼ終えて、ザックは今回もKS ultralight gear KS40


夏用シュラフ NANGA〈ナンガ〉×秀岳荘オリジナルダウンシュラフ 200DX UDD、エアマット KLYMIT〈クライミット〉STATIC V Junior、テント/シェルター HERITAGE〈ヘリテイジ〉クロスオーバードーム、クッカー、レインウェア、防寒具、温泉&着替えセットなど、食料・水を除いたベースウェイトは6.1kg。まぁこんなものか。
ただ、夏で水場が少ない北アルプス領域ということもあって、水3リットル + 食料で10kgになってしまうのだけど。


3人であれば北アルプスであっても都内から車で行って、帰りに自由な行動をするのが楽しく安いのだけど、1人だと運転疲れとコスト面からもなかなか厳しく、新宿発着の毎日アルペン号で立山黒部アルペンルートの長野県側拠点・扇沢へ。都庁近くの大型バス乗り場には、様々な行き先の登山バスが並ぶ。

この路線は4列のノーマルシートと、3列プレミアムシート設定がある。
今回、往路は満席でプレミアムが取れずノーマル4列シート、復路だけプレミアムシートを確保。


午前4:30前に登山口のある扇沢駅に到着。
台風一過で天気は両日晴れ予報。扇沢駅の気温は20℃で8月とは思えないほど涼しい。


爺ヶ岳登山口から柏原新道で入山。登山口にはトイレがないので扇沢駅で済ませてきた。
登山口近くの駐車場はすでに満車。扇沢駅の駐車場は、無料6割程度、有料2割ほどの埋まり。


人気の北アルプスエリアで百名山、よく整備された歩きやすい道が続く。
ただやはり4列シートだとぐっすり眠れず、寝不足でスタートしたこともありスローペース。昼過ぎにはテント場に到着予定なので多少遅れてもいいや、と焦りもなく一歩ずつ登る。車で行った去年の蝶ヶ岳も寝不足だった。


チェックポイントのケルンで小休憩。


夏の雪渓を見ると北アルプスだなと感じる気持ちよさ。標高を上げてきて周りの山が見えると寝不足なのに足取りが軽くしっかりしたものになるのが、なんとも不思議。


駅見岬という場所に到着。
名前の通り扇沢駅が眼下に見え、中央奥には針ノ木岳と針ノ木雪渓。


北だなぁ…イイナァ… という感想しか出てこない。


遅くまで雪が残るトラバース地点も、この時期はすでに雪がなかった。上部からの落石に注意しながら通過。



登山口から続いていた樹林帯を抜け、種池山荘に到着。
今回テント泊をする冷池山荘と同じ系列の運営で、小屋間を歩荷しているスタッフさんもいた。


種池山荘名物のピザは10:00〜。


山荘までほぼ登りっぱなしだったので、目の前に広がる針ノ木岳方面の景色を楽しみながら山荘前のベンチでコーラをいただく。
爽やかテイスティ I feel Coke.
さわやかになるひととき!


種池山荘で休憩後、まずは日本三百名山の爺ヶ岳へ。
ライチョウが多く生息している場所なので周りを見渡しながら。
ん!? 爺ヶ岳南峰への登りでカメラを構えて登山者が1箇所に集まっている!


高山帯における絶対的人気者、かつ絶滅の危機に瀕する国の天然記念物
ライチョウ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
これまで鳴き声を聞いたことはあったけれど、登山道にかなり近い場所で。
このあと、爺ヶ岳北峰下でも別のライチョウを目撃。
晴れた土曜日で登山者が多いにも関わらず、爺ヶ岳でのライチョウ遭遇率が高いのは聞いていたとおりだった。


ライチョウに別れをつげたあと、爺ヶ岳(じいがたけ・標高2,670m)山頂に到着。風も弱く過ごしやすい。ここまでは日帰り登山スタイルの人も多い。


爺ヶ岳中峰・北峰は巻道でパスして、長野県と富山県の県境でもある稜線をテント場のある冷池山荘へ向かう。山荘の上にテント場が見える。
1週前の山の日にはキャパの2倍!? の85張だったらしいけれど、今日はソレに比べたら数は少なそうでまだ十分張れそうであることを確認。
右手の長野県側は事前の情報通りガスガス。


冷池山荘に到着してテントの受付(1,000円)をすると20番の番号札を渡され、番号を見てホッとする。
種池山荘と冷池山荘、どちらも快適そうな山荘だった。スタッフも多くテキパキとしている。
テント泊の人にも水1リットルのサービスが適用され、山荘の裏手にある外トイレもきれいな簡易水洗で紙もある。北アルプスはやはり違う。
ただテント場から山荘まで片道10分かかるのがツライところではある、トイレとか。
鹿島槍ヶ岳方面へ行かれる方は、マメに現地情報を発信してくれる冷池山荘 小屋番さんのツイッターをフォローするのがおすすめ。


稜線上にあるテント場ということで風の影響が最低限になるよう、なかでもやや高い位置にテントを張った。平なところは少なく、だいたい傾斜がある。
夕方直前までテントは増え続け、最終的には50張以上。しかもHERITAGE〈ヘリテイジ〉クロスオーバードームが6張という、他では見ないような高確率にびっくりする。
隣に設営した自分含む同年代男性ソロ3名が静岡県西部〜中部出身であることが判明したのはびっくりした。ちょっとした会話で「〜だもんで」なんて言われたら突っ込まざるを得ないw


昼間は直射日光をもろに浴びてテント内にいるのが困難なほど暑かったけれど、日が西に傾くと過ごしやすく、ガスも下に降りて期待していた光景が目の前に広がる。歩いてきたアーベントロートの爺ヶ岳方面稜線もオレンジ色に染まり美しい。


テント場のほぼ全員が外に出て、皆で剱岳右側に落ちる夕陽を眺める。
このために山に登り、テント泊しているといっていいほどに何も言葉が出てこず、ただボーッとするだけ。
晩ごはんもサンセット前に済ませていたので、暗くなったところで早めの就寝。即寝。

 

北アルプス 後立山連峰 鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳 テント泊 Day 2】へ続く