【レビュー】スノーピーク メッシュシェルターのインナールームに最適!コアラツリー ポップアップテント

今回の父娘ふたりキャンプは、11月ということもありフルクローズできるスノーピーク メッシュシェルターをメインに、新しく購入したコアラツリー ポップアップテントをインナールームとして使用しました。かなり快適で、サイズ、カラーリングも含めてベストマッチでした。


via Coalatree Organics.
ブランドが出しているCOALATREE〈コアラツリー〉ポップアップテントのイメージ画像。

ポップアップテントといえば海水浴や公園で使うメッシュ式で、薄い青色や緑色っぽいカラーが多く今まであまり惹かれなかったのが、この製品を見て「これだ!欲しい!」と思いました。
コストパフォーマンスの高さのほか、他にあまりない自然に溶け込むアースカラー(タン)で、黒色がポイントに使われているのもかなり好みです。

寒い時期のキャンプテント

寒い時期、我が家のキャンプでは暖房器具としてストーブ(フジカ ハイペット)を使うため
【テント】snowpeak〈スノーピーク〉アメニティドーム
【シェルター(スクリーンタープ)】snowpeak〈スノーピーク〉メッシュシェルター
別売のトンネルで連結して使用することが増えます。

ただ今年は次女出産もあり、長女との父娘2人キャンプではさすがにオーバースペック。設営も大変です。
今後も冬場の2人キャンプが想定されるので、メッシュシェルター内に寝室用インナールームを設置して設営をラクにしたいと思っていました。

ポイントは以下の3つ。

  1. 設営・撤収を簡単に素早くするためにフレーム組み立て式でないもの
  2. シェルター内の1/3くらいのスペースに設置できること
  3. 寒い時期の使用を想定しているのでインナーもフルクローズできること

 

メッシュシェルター用インナールームの今までの選択肢

メッシュシェルターのインナールームとしては、同じスノーピーク製の製品を使った定番がいくつかあります。

1) 【ド定番】リビングシェル インナールームS
吊り下げ式で引っ掛けるだけの簡単設営でかなりいい感じ。
ただし、だいぶ前に廃盤になっていてヤフオクでも定価超えのプレミア価格。

2) 【そこそこ定番】アメニティドームS(インナールームのみ)
カンガルースタイルで使用するこの方法も定番ながら、アメニティドームのノーマルサイズを持っているし、フレーム組み立てが必要。

3) 【新商品】シェルインナーDUO
いろいろなシェルターにマッチする2015年に発売されました自立式インナー。
テントを買える金額だし、フレームの組み立ても必要で、ちょっと…

4) 【ちょっと荒業】ランドベース6 インナールーム
サイズ的には問題なさそうで実際に試している方もいるけれど、縫い付けなどの加工が必要で、リビングシェル インナールームSほどのマッチ感を得るのも難しそう。

以前からいろいろ調べていてこの4つの方法を見つけるも、いずれも決め手に掛ける印象でした。
そんな折に、嫁から「次女がこれからハイハイもはじめるから、公園用にポップアップテントが欲しい」と言われて探しているうちに、公園でも使えてメッシュ/フルクローズ可能、インナールームとしても最適で、サイズもカラーもイイ感じなポップアップテントを見つけたのでした。

 

COALATREE〈コアラツリー〉ポップアップテント


ブランドがリリースしているプロモーション映像です。


via Coalatree Organics.
こちらもブランドのイメージ画像。
フルクローズできるので、前室が必要なければソロキャンプでも使えそうです。

実際にメッシュシェルター内に設営


実際にメッシュシェルター内に設営してみました。ポップアップ式なので、収納袋から出して広げるだけ。
付属ペグ(8本付属。こんなに必要?)はよくある細いスチール製だったため、スノーピークのソリッドステークを左右1本ずつ使いました。ペグダウンしないと左右が少し浮きますが、公園などでは荷物を内側両サイドに置けば問題なし。サイドのペグダウンをいれても設営時間は2〜3分ほど。
今回はインナールームとしての使用なので、張り綱(簡単なものが付属しています)も無し。


シートは、インナーとフライシート(取り外し可能)の2層になっていて、寒い時期にシェルター内での使用を考えれば十分という気がします。
耐風性、耐水性はちょっとわかりません。ブランドサイトには「シーム加工したフロアシート」と記載があるので少々の雨は問題ないと思いますが、今後、機会があれば試してみたいと思います。


メッシュシェルター内の奥側 1/3ほどのスペースに設置できます。
設営サイズは、おおよそ長辺250cm×短辺150cm×高さ110cm。
残り 2/3をリビングスペースとして、2〜3人使用でストーブを置いても十分です。

ポップアップテント内は、ウォールが立ち上がっているため圧迫感はあまりありません。
大人2人(+小さな子供1人も大丈夫そう)が寝るには余裕があって、足元に着替えなど荷物も置けます。
テント内にはメッシュポケット、上部2箇所にLEDランタンを引っ掛けるベルトループもついています。

そして他メーカーのポップアップテントにない特長、それが「長辺側に出入り口があること」。
出入り口が短編側にあると、シェルター内の奥側に設置した場合、シェルターのウォールと干渉して出入りが難しくなるためです。
出入り口のインナーは上半分がメッシュになっているので、天気の良い日に公園での使用も虫侵入無しで快適に過ごせそう。


ロゴデザインも悪くない。


両サイド上部にはベンチレーションもあります。必要十分。


フルクローズ時。
インナーメッシュ出入り口は丸みを帯びたジップラインですが、外側フライシートは左右縦に1直線。
黒のカラーリングも、全体が締まっていい感じです。


サイズ(カタログスペック)は、長さ250cm x 奥行150cm x 高さ110cm。
底面の形状が長方形ではなく、四角がアール状になっているため、グラウンドシートやインナーマットなどのサイズ感はちょっと工夫する必要があるかもしれません。下が芝生であればあまり問題ないかもしれませんが…。

今回グラウンドシートは、アメニティドーム用のものを1/4ほどのサイズに折りたたんだ状態で使用しました。インナーマットもアメニティドームで使っている起毛テントマットを折りたたんだ状態で使いました。
高さが最大110cmで立ち上がることは出来ませんが、逆に空間が狭いため就寝時に内部が冷えにくいのかなと思います。


収納時の折りたたみ状態。
最初は構造がよくわからなかったのですが、日本の代理店が公開しているコアラツリー ポップアップテント 収納方法YouTube映像をみればすぐにわかりました。こちらも慣れれば2〜3分で収納可能だと思います。


ポップアップテントなので収納サイズは正直大きいです。直径75cmくらい。
ただ厚みは約3cmで、オートキャンプと自宅収納にはそれほど困りません。
春〜秋のソロキャンプなどでも十分使えるテントだと思いますが、バイク積載は無理です。
円形のキャリーケースには肩から掛けられる紐がついていて、重さは約3.5kgと軽々です。

 

ポップアップテントで有名なQuechua(ケシュア)の2人用ポップアップテントも比較検討しましたが、前述のとおり出入り口が短辺側にあり、インナールーム内に設置すると出入り口の位置が問題になると判断してNG(色も原色系が多いし)。
長辺側に出入り口があると、中に人がいても出入りが楽だし、フェスなどで2人横並び座って後列でゆっくり観ることもできますね。

COALATREE ORGANICS(コアラツリー オーガニックス)

最後に、このCOALATREE ORGANICSというブランドを知らなかったので調べてみました。

アメリカ・コロラドのオーガニックファームのオーナーで、オーガニック/リサイクル可能な素材を使ったスケートボードやスノーボード、フィッシング、キャンプなどアウトドア向けのアパレルブランド。
ただガチガチのナチュラル思考ではなく、自然の中で過ごす気持ち良さを知っているアウトドア熱狂者たちで、その中から生まれたのがこのテントとのこと。

コアラ、オーガニックという名前から勝手にオーストラリアっぽいブランドだと思っていましたが、アメリカですか。まぁスペルが違いますしね。

 

ちなみに、今回購入したテントは2015年春夏モデルのようで、セール価格にもなっているので在庫限りで生産終了かもしれません。
サクッと使いたいポップアップテントとしてもそうですが、現実的な選択肢があまりないsnowpeak〈スノーピーク〉メッシュシェルター用のインナールームを探している方にはかなりオススメだと思います。

 

【NOTE】
COALATREE〈コアラツリー〉ポップアップテント
価格:17,064円(税込) → 30%OFF 11,945円(税込・送料込・あす楽)

 

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