東京から弾丸で徳島テント泊縦走 Day 2-2: 名頃〜酷道ヨサク〜奥祖谷二重かずら橋〜徳島駅〜池尻大橋

東京から弾丸で徳島テント泊縦走を終え、名頃登山口に無事下山。ここからは下山後のお楽しみ「酷道ヨサク」散策へ再スタート。
東京から弾丸で徳島テント泊縦走 Day 2-1: 白髪避難小屋〜三嶺〜名頃】からの続きです。

酷道ヨサク(国道439号)とかかしの里


名頃登山口をあとにし、橋を渡り国道439号。
NHKの番組・ドキュメント72時間でも特集された通称「酷道ヨサク」、この道路標識を見に来たと行っても過言ではない(過言でしか無い)!
次に目指す奥祖谷二重かずら橋・剣山登山口の見ノ越は向かって右折だけど、左折して名頃集落へちょっと寄り道。


阿波池田駅から剣山登山口・見ノ越への三好市登山バス(運行期間限定で1日3往復)の名頃バス停。奥には公衆トイレもある。


第一村人発見!
名頃集落に立ち寄る最大かつほぼ唯一の目的、かかしの里に潜入。


公民館のようなところも開放されていて中を除く。賑やかだねぇ、祭りでもやってるの?


向かいには2012年に閉校されたという名頃小学校跡。
2017年7月のニュース記事によると名頃住民は29人という限界集落に、約180体のかかし。
グラウンドもきれいに整備されていて廃校になっている気配が感じられなかったのは、かかしたちの存在が大きいのかもしれない。


ローディもいた!
「かかし基本台帳」なるものがあって、全かかしには特徴や設定が細かくなされている。


町道でも村道でもない、退避場所を除いて対向車とのすれ違いが不可能な立派な国道である。


実は、名頃登山口にもかかしたちは居る。
これだけ大勢いるんだし、トイレも休憩所もあるから、あとは自販機を置いてほしいな(下山したらコーラ飲みたいもの)。


おっ、工事ご苦労さまです!(カカシです)
酷道ヨサクの300m程の範囲に、カカシはやたらといます。人は観光客以外一人も見かけなかった。


名頃集落でカカシを楽しませてもらった後は、名頃登山口まで戻り、さらに見ノ越(剣山登山口)方面へ歩いて進む。
多少のアップダウンはあるけれど歩きやすい舗装路。ただ紅葉シーズンなのに2日目も暑い。
名頃〜見ノ越までは約10kmの距離。見ノ越までさすがに舗装路登りを歩く気はおきないので奥祖谷二重かずら橋まで。

奥祖谷二重かずら橋


3kmほど歩くと奥祖谷二重かずら橋(おくいやにじゅうかずらばし)が見えてきた。ここも平家一族の物語がある。


ココで下山後初の自販機登場!もちろんコーラ!


入り口で入場料を払って奥祖谷二重かずら橋の散策開始!
ザックは受付のおばちゃんが預かってくれたので、身軽に下って行く。
二重かずら橋は、男橋・女橋からなる。


いいね!雰囲気ある!観光のファミリー、若いカップルも多い。


足元から下の川が見えてるから、結構な高度感。
渡りきったところにはキャンプ場もある。ただ、オートキャンプではないので荷物を持ってかずら橋を渡る…と。身軽で行ったほうが良さげ。三嶺・剣山登山の前泊にも良さそう。
ちなみに、剣山〜三嶺縦走路の丸石避難小屋先からの下山ルートを取ると、ココに出てくる。退場時に二重かずら橋入場料も徴収されるみたい。


女橋から男橋を見上げる。


さらに奥に進むと、野猿とよばれる人力で橋を渡る台車。箱版ターザンロープみたいな感じ。デートスポット。ギャラリー(順番待ち)がいるなか、下山後の男一人で乗るのは憚られるため乗らずに眺めるだけ。


かずら橋を楽しんだら、直ぐそばにある売店の丸石パークランドでアイスクリームを食べて、バス停で見ノ越行きのバスを待つ。
奥祖谷二重かずら橋から見ノ越まで乗る人は10人程。ほとんどが見ノ越駐車場に車を置いて異なる下山口を利用した人だと思う。到着したバスにも8人ほど乗っていたけれど、時間的にこれから剣山に登る人はいないだろうから、1つ前の見頃バス停から乗ってきた、三嶺から見頃へ降りてきた人たちばかりだろう。


酷道ヨサクのすれ違いを激写。すれ違いはなかなかの無理ゲーなので基本的に坂下りの対向車がバックする。こっちはマイクロバスですし。

見ノ越(剣山登山口)〜東京


20分ほどで見ノ越(剣山登山口)に戻ってきた。
リフトを使わない場合の登山口はこの階段を登っていく。


さらに乗り継ぎの貞光駅行きつるぎ町コミュニティーバスまで1時間ほどあるので、近くのお店に入る。
手打ちの祖谷そばとビール。関西風の出汁で、たぶんつなぎが入っていないであろう十割蕎麦を美味しくいただく。ここでも常連らしきおっちゃん3名にやたら話しかけられなかなか箸が進まない(笑)。徳島、なんなの!


祖谷そばを食べ終え、バス停に戻る。
見ノ越には、いずれもJR徳島線の貞光駅、穴吹駅、阿波池田駅から季節運行ながらバスが出ている。最短距離・時間なのは今回往復バスで使った貞光駅発着。


貞光駅に戻ってレトロフィルターでパシャリ。完全に昭和。


無人の貞光駅。ブルーのJR文字は新鮮。


徳島駅へ戻る特急 剣山10号には、アンパンマン列車が連結されていた。
車内もシート含めフルアンパンマンで保育士さんもいる!

徳島駅に戻り、温泉「あらたえの湯」で汗を流す。
その後は奥祖谷二重かずら橋バス停で声をかけられ、徳島への電車も同じになった大阪からの剣山登山女性2人組と、行動をともにするという謎展開に。
駅前でお目当てにしていたお土産・和三盆を買ったあと、和三盆屋のお姉さんもオススメする居酒屋に誘われ、「お前は誰だ!?」的なところからからトーク開始。なんなんすかコレ。旅は道連れってこういうことだっけ? 想定外すぎるにもほどがある。ただ居酒屋に誘われたときに、直感的にココは乗っかっておくべきと思ったのだった。

大阪への高速バス発車5分前に居酒屋を出て、バスに飛び乗り、お二人は風のように去っていった。いったいなんだったんだ!? いや、しかし、居酒屋でゴチそうになってしまい、満腹になったお腹がこんな旅も良いじゃないか!と訴えかけてくるのであった(ナニソレ)。


一人になり(注:もともと一人旅です)、JR四国バス運行のドリーム徳島2号で徳島駅から都内に戻る。このバスも行きと同じく3列独立シート、左右仕切りカーテン、リクライニングやら完璧で爆睡。

ほぼ定刻の月曜朝6:30頃、自宅最寄りの停車場所 池尻大橋で下車。都内はどんより曇っていたものの、弾丸徳島縦走ツアー(ソロ)の満足感に気分は極めて爽快なのだった。
よっしゃー!仕事行くぞー!
おしまい。

剣山〜三嶺 縦走:トレッキングログ

 

東京から弾丸で徳島テント泊縦走 まとめ

Day 1-1: 渋谷〜徳島駅〜剣山
Day 1-2: 剣山〜次郎笈〜白髪避難小屋
Day 2-1: 白髪避難小屋〜三嶺〜名頃
Day 2-2: 名頃〜酷道ヨサク〜奥祖谷二重かずら橋〜徳島駅〜池尻大橋

 

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